敷金・礼金・更新料とは?
2025年02月20日
賃貸契約をするとき、「敷金」「礼金」「更新料」という言葉を目にすることが多いですよね。
でも、初めて部屋を借りる人にとっては、それぞれの意味や役割が分かりにくいものです。
この記事では、これらの費用について分かりやすく解説します。
敷金とは?
敷金とは、入居時に大家さんに預けるお金のことです。退去時に部屋の修繕費などに充てられ、
余った分が返金されます。つまり「保証金」のようなものですね。
敷金のポイント
・家賃の1〜2ヶ月分が一般的
・退去時のクリーニング費用や原状回復費に使われる
・使われなかった分は返ってくる
最近では「敷金ゼロ」の物件も増えていますが、その場合は退去時に修繕費を別途請求されることも多いです。
礼金とは?
礼金は、大家さんに対する「お礼」として支払うお金です。
これは返ってこない費用で、敷金とは異なり、部屋を借りるための「慣習的な費用」とされています。
礼金のポイント
・相場は家賃の1〜2ヶ月分
・退去時に返金されない
・最近では「礼金ゼロ」の物件も増えている
関東圏では礼金を取る物件が多いですが、関西圏では礼金がない代わりに「敷引き(しきびき)」という制度があることも。地域によって違いがあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
更新料とは?
更新料は、契約を更新するときに大家さんに支払う費用のことです。
契約期間は一般的に2年ごととなっており、契約を延長する際にかかります。
更新料のポイント
・家賃の1ヶ月分が相場
・物件や地域によっては更新料なしのところもある
・契約書に記載されているので、事前に確認しておく
特に首都圏では更新料が一般的ですが、全国的にはない物件も増えています。
契約前にしっかり確認しましょう。
賃貸契約時にかかる初期費用の例
実際に賃貸契約をすると、どのくらいの初期費用がかかるのかイメージしやすいように、
例を挙げてみます。
例えば、家賃8万円の物件を契約する場合の初期費用は以下のようになります。
・敷金:8万円(家賃1ヶ月分)
・礼金:8万円(家賃1ヶ月分)
・前家賃:8万円(契約月の家賃)
・仲介手数料:8.8万円(家賃1ヶ月分+消費税)
・火災保険料:1.5万円(2年間)
・鍵交換費用:1.5万円
合計:約36.8万円
このように、契約時には家賃の4〜5ヶ月分程度の費用がかかることが多いため、
事前に予算をしっかり確認しておくことが大切です。
まとめ
賃貸契約をする際には、敷金・礼金・更新料といった費用がかかることが一般的です。
それぞれの役割を理解し、初期費用や更新時の負担を見越したうえで物件を選ぶことが重要です。
最近は、「敷金・礼金ゼロ」や「更新料なし」といった物件も増えているので、
自分に合った契約条件を探してみるのもいいと思います。
賃貸契約は人生の大きな決断のひとつ。
しっかりと情報を集めて、納得のいくお部屋探しをしてくださいね!