【今更聞けない】住宅インスペクションとは

2022年12月19日

みなさんは、住宅インスペクションがどんな場面で利用されるのか知っていますか。

住宅インスペクションを知らない人も多いでしょう。

 

インスペクションとは検査のことで、既存住宅を対象にした構造の安全性や劣化の状況を把握するために行なう検査・調査のことを指します。

 

住宅診断、ホームインスペクションとも呼ばれています。2018年4月に宅地建物取引業法が改正され、中古住宅の売買時に建築士又は国土交通大臣が定める講習を終了した者が実施する建物状況調査及びその結果の概要説明が義務付けられたことで、周知されるようになりました。また、その建物状況調査には国土交通省が定めた「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に基づいて行われます。建物状況調査では、外壁や基礎に不具合の兆候は見られないか、室内に雨漏りの形跡はないかなどを目視で確認します。非破壊で確認できる範囲で建物のコンディションを見極めます。そのうえで欠陥住宅ではないか、今後の修繕コストはいくらくらいかかるのか、何年くらい継続して居住可能かなどのアドバイスも受けて売買の判断材料とすることで、中古住宅取引のリスクを軽減することが可能です。

住宅インスペクションとは